なつやすみ

 

旅行が苦手

もう少し正確に言うと、旅行の帰りが苦手

 

どれだけ遠くに行っても、その日に帰るのならばあれだけ苦しくはならない。帰りたくなくて、寂しいのとは違う。旅行自体は嫌いではないし、大学生になって、特に二年生の今年周りの人がたくさん旅行に行っているのを見て、羨ましいとも思った。

私は茨城に住んでいるから、多くの場合都内に出てから旅行の目的地に行くのだけれど、旅行の目的地から都内に戻る時が辛くて嫌になってしまう。というか、旅行の最後の日の朝から苦しくなる。だから、帰りは出来るだけ寝て意識を飛ばしていたい。昔、音楽を聴きながら勉強していた。いつの間にか音楽に意識が向かなくなって、アルバムを聴き終わって最初の曲に戻って、やっと気づく瞬間が好きだった。夢中になって何かすることは、意識を失っているのに似ている。旅行中は非日常に夢中になっていて気づかないだけかもしれない。

 

イヌイット語にはだれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみる気持ち を意味する単語があるらしい。そんな風に、私が旅行の最後に寂しいような早く帰りたいような、旅行の帰る工程を無くしたくなる辛い気持ちを表現する言葉がほしい。